DHAとEPAが豊富なサンマ・イワシ

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DHAとEPAとは

ただ美味しいだけでなく健康的な料理を作りたいと思っている方は、食材の栄養素にもこだわりがあるでしょう。栄養が豊富な食材としては野菜がまず第一にイメージされるのですが、魚介類にも多くの栄養が含まれています。

DHAとEPAが豊富なサンマ・イワシ

最近注目されている栄養素としてDHAとEPAがあります。

DHAとは「ドコサヘキサエン酸」の略です。EPAは「エイコサペンタエン酸」の略です。EPAはω-3脂肪酸の一つで、必須脂肪酸の一種です。

EPA が注目され始めたのは今から約50年ほど前です。 EPAを摂取していたイヌイットの人が心筋梗塞で亡くなる率が非常に少なかったため、 EPA の存在が知られるようになりました。

EPA の効果としては血液をサラサラにしたり、中性脂肪値を下げたり、心臓病や脳梗塞を予防したり、動脈硬化を予防するといったことが挙げられます。

一方 DHA が話題になり始めたのは約30年ほど前です。 DHA は脳や網膜などに豊富に含まれている栄養素のため、「DHAを摂取すると頭が良くなる」と言われるようになりました。

DHAも必須脂肪酸の一つであり、EPA同様ω-3系脂肪酸です。DHAの効果としては、中性脂肪やコレステロールを低減すること、アトピーやアレルギーへの効果などが挙げられます。

DHA と EPA を摂取するには

EPA は油分が多い魚に大量に含まれています。最も EPA を多く含む魚はイワシです。いわしは100gあたり約1381mgのEPAを含んでいます。 さんまも EPA が多い魚です。100gあたり844mg含まれています。他にはさばや鯛、うり、さけ、あじ、かれいなどが比較的多く含む魚となります。

DHAを多く含む食材としては、イワシに100gあたり1100mg含まれています(生干しの場合)。生のイワシは870mgです。サンマの生には1600mgも含まれます。

焼いた場合は1200mgです。他の食材としてはうなぎやアンコウ、ぶりなどに多く含まれています。いわしやさんまは EPAとDHA両方を含むため、非常に注目の食材です。

いわしやさんまを美味しく食べる調理法

新鮮なイワシが手に入った場合は、刺身で食べることをお勧めします。少し鮮度が落ちている場合は塩焼きにすると美味しいでしょう。

さんまは秋が旬ですが、大根おろしなどと一緒に焼いて食べるのがオーソドックスです。新鮮な場合は刺身にすることも可能です。

さんまの刺身はあまり馴染みがないかもしれませんが、生さんまは寿司のネタにしても非常に美味しい食材です。

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