タンパク質の重要な役割
5大栄養素とも3大栄養素とも呼ばれるタンパク質は、定期的に摂取すべき栄養素です。タンパク質とはアミノ酸によって構成されているものです。
タンパク質のもとになるアミノ酸は多くありますが、そのうちの20種類が結合して多種多様なタンパク質が形成されます。ただし20種類のアミノ酸のうち、9種類は体内で合成できません。
そのため食事などによって外部から取り入れる必要があります。たんぱく質を取り入れると、一度アミノ酸やペプチドに分解されて、最終的に必要なたんぱく質に再合成されます。
最終的にタンパク質は臓器や筋肉、爪、髪などのもとになります。たんぱく質は私たちの体を直接形作るものとして非常に重要です。
タコやイカにはタンパク質が豊富
タンパク質は様々な食品に加入されていますが、魚介類のタコやイカにも豊富に含まれています。例えば以下100gあたりに含まれるタンパク質はおおよそ17gから20gほどです。
タンパク質源としてよく名前が上がる鶏肉なども、これに近い値を示します。イカを乾燥させた場合はその含有量が上がり、4割から7割近くにもなるでしょう。するめなどはたんぱく質が69.2gも含まれています。そのため、水分以外のイカの体の主要な構成要素はタンパク質です。
タコも高たんぱく質です。100gあたり約21.7gのたんぱく質が含まれています。日本はタコの消費量が世界一の国です。
見た目は多少グロテスクなものの、タンパク質以外にタウリンなどの栄養素も含まれていることが知られていて、注目の食材のひとつといえます。そのため積極的に活用したい食材です。
イカやタコを食べ過ぎるとどうなる?
イカもタコもタンパク質源として大切な食材とはいえ、「過ぎたるは及ばざるが如し」というように食べ過ぎは良くありません。例えばタコは消化があまり良くない食材です。
そのため食べ過ぎてしまって後で胃腸を弱めてしまうということがあります。食べ過ぎには注意してください。またイカに関しても同様です。イカは繊維質が強い食べ物です。
しっかり咀嚼して食べないと消化がうまくいきません。胃腸が弱い人や消化能力が落ちている方は食べ方に気を付けるようにしましょう。しかしそのほかのリスクはさほどないようです。そのためタコやイカの過剰摂取による大きな心配はないと言えます。